代表メッセージ

私は代々続く自作農家の長男として米沢に生まれました。私で９代目となりますから約２００年前からの百姓となります。
私が農業高校を卒業する頃の農家は、戦後の食管法に支えられ生産したコメは全量政府に買い取ってもらえるのが当たり前という甘い考えでいた訳ですが徐々に米の在庫が過剰となりいよいよ生産調整（減反政策）が始まってきたのがちょうどその頃でした。父親は農家の将来にあきらめを感じ農家の片手間に当時としてはめずらしい４輪トラック自動車を買い「運送業」を行い現金収入を得て私達家族をやしなってくれていました。

私が高校を卒業するのを待って田んぼの真ん中に
「肉屋」を開業したのが昭和５１年の春のことでした。

そんな中で牛馬や豚を東京、大宮などの屠畜場に運搬する仕事などを行い自身も家畜商となり肉屋さんとの出会いが生まれ「肉屋」という商売は儲かるものだと確信、私が高校を卒業するのを待って田んぼの真ん中に「肉屋」を開業したのが昭和５１年の春のことでした。場所柄、小売販売はほとんど見込めず家族一丸となり市内のレストラン、そば屋、給食施設等に営業販売を行いました。